「終活」とは?
「終活」というのもだいぶ世間に定着してきた言葉ですけど、実は特に決まった定義はなくて、いろいろな人や団体が独自の定義をしているのが現状です。そんな中、当サイトでは「終活」を
「将来の不安を取り除き、人生を終わりまで楽しく暮らすための準備活動」
と定義しています。もう少し短く言うときは単に「人生を終わりまで楽しく暮らすための活動」としています。
終活といえばお墓とか葬儀とか供養とか。あるいは相続の準備や身の回りの整理など。そういう自分が死ぬときを想定して、そこに備えるための活動、とすることが一般的ではあります。
もちろん、その狭い意味での「終活」も大事です。
ただ、人はどうしても自分の「死」をはるか遠いものとして想定しがちです。実際はすぐ近くに来ているかもしれないにもかかわらず。だから、「終活」自体もはるか遠いものとして、自分には当面関係ないものと捉えてしまいます。
でもあなたがいつ死ぬなんてことは、誰にもわかりません。明日かもしれないし、1年後かもしれない。
だからあえて「終活」を思いっきり長いスパンで考えてみることをおすすめしたいのです。
終活とは、人生を終わりまで楽しく暮らすための活動。そう捉えると、終活を早く始めてみたくなりませんか。
終活にかかせない4つの要素〜楽・健・金・備
じゃあその「終活」って具体的に何をすればいいの?って話になりますが、これについては次の4つの要素で考えてみることをおすすめしています。
まず最初に「楽しみ」。いくら健康でお金があっても楽しみがなければ生きている意味がない。人生の楽しみを見つけるのはまさに最初に行うべき「終活」といえましょう。
次に「健康」。やっぱり健康は大事。健康に暮らすための健康増進活動も「終活」。
そして「お金」。必要以上はいらない。とはいえ老後資金は心配。なら今からちゃんと将来を見据えた対策をしましょうという話。それもまた「終活」です。
最後に「備え」。リスクに備えること。災害や事故、病気もリスクですが、いまや認知症や介護をもたらす「長生き」もリスクです。他にも相続のリスク。お一人様のリスク。それらにいかにいまある法律や制度を活用して備えるかも大事な「終活」であります。
終活にかかせない4つの要素、「楽・健・金・備」。終活ノートもぜひこの4つの視点で、楽しみながら作っていきましょう。